GREETINGご挨拶

ごあいさつ

富山ネットワーク協同組合は、平成5年2月に富山県内の物流企業10社が集結し構成された組合です。組合が発足した当時は、バブル経済崩壊後の加速する物流ニーズの変化が懸念され、業界は大きな転換期を迎えておりました。そんな世の中で、それまで閉鎖的だった同業他社間に風穴を開けるべく、ローカルネットワークを通じた本格的な情報流通を開始し連携を深めていきました。また他社の実務者同士が実際に顔を合わせ、コミュニケーションを取ることで運送業界では革新的な『顔の見える仕事の仕方』に変えていき人的交流も充実させてきました。それにより、それぞれの会社が独自に培ってきた経験、輸送エリアや所有車両などの特色をより効果的に発揮することができ、単独の物流業者ではなしえなかった顧客満足度の高い物流サービスを実現できるようになりました。そうした中で、組合の活動に賛同する企業も次第に増え、現在では組合員企業数は17社に達しました。

世の中が刻一刻と変化する昨今、『物を運ぶ』という観点は同じですが、その時代のさまざまな変化に合わせて、物流業界も進歩していく必要があると考えています。そのためには、組合員同士での情報共有が不可欠です。現在は、2ヶ月に1度の理事会や総会に加え、年に数回の勉強会を開催しています。法改正に伴う業務・労働環境の改善やコンプライアンス対応など、時には専門家を講師として迎えるなど、実際の業務に役立つ有意義な活動を展開しております。

また、当組合は日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会の会員として、全国120の協同組合(1500社)の事業者と連携しております。日本全国の物流ネットワークを活かすことで、荷物・空車状況・必要車種の手配などの情報交換の円滑化、各社が最大限のパフォーマンスを発揮し、地域でのさまざまな物流課題を解消しています。

ローカルネットの基本理念を信条とし、組合員の皆さまとコミュニケーションを図ることで組合員が本当に必要とする仕組みを整え、経営のお役に立てるよう努めてまいります。これからも運送業界のさらなる発展と、組合員の利益の最大化を目指し活動を展開してまいりますので、どうか今後とも皆様のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

理事長古里 博人